30日、恒例の「迎春しめ縄飾り」を我、豪邸の玄関に飾る。
12月30日夕方、に毎年恒例の「迎春しめ縄飾り」を玄関に飾る。
正月行事というのは、年神様という新年の神様をお迎えするための行事です。年神様は家々にやってきて、生きる力や幸せを授けてくださると考えられています。そこで、お正月が近づくとしめ縄やしめ飾りを施し、年神様を迎える準備をします。
自分の家が年神様を迎えるのに相応しい清らかな場所だと示すために始まったといわれています。
お正月飾りは、松の内の7日又は15日の小正月まで飾り、「さいの神」や神社で燃やすのが習慣です。
みちのくでは2018年1月14日どんと祭が行われますのでその日まで飾っておきます。
注連縄(しめなわ)は、神道における神祭具で、糸の字の象形を成す紙垂(しで)をつけた縄をさす。(標縄・七五三縄とも表記する)。
神棚は一家の中心となる神聖な所です。
清浄で静かな高い所に設けて下さい。
そして家庭にとって親しみやすく、明るいところが適切です。
神棚飾りは、1年飾った後、新年を迎える前に新しいものと取り替えます。
※地方により飾り方が異なります。
神棚の向き
南向き、または東向きがよい。
神棚中央にお宮形を納め、正面にお鏡、左右に榊と燈明具を置き、前面にしめ縄をかけます。
しめ縄
神聖を保つしるし。
太い方(ワラの綯い始め)を向かって右に、細い方(綯い終わり)を左にします。そして白い御幣をつけてかけましょう。
しめ飾り
紅白の御幣のついているしめ飾りは玄関等につけます。
榊
栄える木の意味
鏡
浄明のしるしで、神明の照艦とけがれのない誠心をあらわします。
お燈明
清浄の火を以て照らし清めるという意味をもちます。
お供物
米、酒、塩、水、その他季節ごとの美味なものをお供えし、感謝を込めてから頂きます。
神拝方法
二拝二拍手一拝
二度おじぎをし、二つ手を打ち、もう一度おじぎをします。
【玉飾り】
東日本に多い玉飾りは、よく見ると、後ろのしめ縄が玉のような輪になっています
太いしめ縄を輪にしたものに、前垂れ、裏白、紙垂、譲り葉、橙、海老、扇など色々な縁起物をつけたしめ飾りです。玄関先向きで、東日本でよく見られます。
【輪飾り】
細いしめ縄を輪にしたものに、譲り葉や紙垂をつけた小型のしめ飾り。部屋、キッチンやトイレなどの水まわりに飾るほか、門松と組みわせて飾る場合もあります。
最近はモダンなタイプも多く、おしゃれなしめ飾りを手作りする方も少なくありません。お好きなもので構いませんが、本来の意味を考えると、わらを使ったしめ縄を用いることが大切です。また、縁起ものには日本の文化が息づいていますので、1つでも取り入れると良いでしょう。
◆しめ縄・しめ飾りを飾る時期
左義長(どんど焼き)では、正月飾り、だるまなどの縁起物、書き初めなどを燃やします
本来は、12月13日のすす払い(大掃除のルーツ)が終わり、年神様をお迎えするのにふさわしい場になってから飾るものでした。このため、12月13日を正月事始めといい、正月準備を始める目安となっています。
現代なら、大掃除が終わり、年神様を迎える準備が整ってから飾ります。大掃除は年末と決まっているわけではありませんから、13日以降早めに飾っても構いませんが、今はクリスマスが過ぎた25日以降に飾り始める方が多いようです。ぎりぎりにならないよう、28日までを目安にすると良いでしょう。なお、29日は「二重苦」「苦」に通じて縁起が悪く、31日も一夜飾りになるので避ける風習があります。
こうして正月の年神様をお迎えし、松の内を過ぎたら外しますが、一般的には7日(6日とする場合もあります)、地域によっては15日(14日とする場合もあります)に外します。
外したものは、15日の左義長(どんど焼き)で焼き、正月行事に区切りをつけます。左義長に持っていけない場合には、神社に納めると良いでしょう。地域によっては、回収してくれるところもあります。無理な場合には燃えるごみとして出しますが、神聖なものですから、ほかのごみと別にしたり、紙に包んで出したり、清酒や塩で清めたりすると気持ちが良いと思います。
しめ飾りは、しめ縄に願いを込めて縁起物の飾りをつけたのが始まりと言われています。
◆しめ飾りの意味
扇は「末広で、どんどん広がる。子孫繁栄」
橙は「家が代々繁栄しますように、冬熟れて黄色になり、春先になっても落ちず、さらに大きくなっても落ちないところから、橙のように、親子代々の健勝を祈り、おめでたいとされたもの」
裏白(うらじろ)は「潔白、裏表のない清らかな心で一年を過ごせますように(葉の裏が白い)」「夫婦円満(葉が左右対称で夫婦和合の象徴、ともに白髪の生えるまで)」「長寿(枝が長く伸びる)」
ゆずり葉は「子孫が途絶えないように」
昆布は「喜ぶ(よころぶ)」
鯛は「めでたい」
を表していると言われています。
神様をお迎えするというその気持ちが大切ですね。
しめ飾りの飾りつけはわが家では一家の首長である私(主夫やっています)が飾ることになっています。
※どんと祭は宮城県を中心に呼ばれる祭で、他の地域によっては“どんと焼き・どんど焼き”とか“左義長(さぎちょう)”や“柴灯(さいとう)”などと呼ばれている地域もありますね。
神社の境内などで正月飾りやお札、お守りなどをお焚きあげし、その御神火に当たることで1年間の無病息災、家内安全、商売繁盛などを祈願する行事です。
特に宮城県ではどんと祭が非常に盛んで、中でも大崎八幡宮のどんと祭は県内最大級だと言われています。
皆さん、よいお年をお迎えください。