「晦日の月」でもアリエール 晦日の出来事!
今日は12月30日でいわいる晦日です。
毎朝、通勤の為、駅の正面を通り過ぎ、東西通路で反対側に行きます。
今日は留守番出勤のため、急がなくてもいい日です。
ステーションは人生の縮図です。行き交う人は旅人なり。
遠方より、家族のもとに返ってきた人、あるいはこれから故郷へ向かう人、ただ単に通り過ぎる人、希望に燃えている人、失墜の涙で去っていく人さまざまです。
ふと見ると正面改札口でキレイな若い女性が待ち合わせをしているようでした。
ナイスバディ、大好きな私の恋人「マリリン・モンロー」似です。
やがて若い男性が改札口から出てきました。
キレイな若い女性は彼に抱き付いたかと思うと、いきなりキスです。
長~いディープキスです。3-5分はあったでしょうか。駅は人込みでいっぱいです。
外人同士ではありません。日本人同士のようです。
長い間、離れ離れだった恋人同士だったのでしょうか。
外国映画ではよく見かけるシーンですがリアルタイムでお目にかかれるとは思いませんでした。
日本は儒教の国。女は慎み深くあるのが美徳とされていました。
でもね♪~
今や文化、生活習慣も欧米化しています。感情表現も豊かになりました。
このことも流行なのでしょうか。
小鳩の心臓はドキドキ、眠気眼はバッチリ開きました。
私に取ってはまさに「晦日の月」でした。
でもあり得るんです。
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※オマケの付録
「晦日の月」について
晦日(みそか)とは、月の末日のこと。
日本が太陰太陽暦(いわゆる旧暦)を使っていた時代は、月末の日は三十日
(または、二十九日)でしたから、
十日(とおか)、二十日(はつか)、三十日(みそか) → 晦日
となって、「晦日」という文字で「みそか」と読むようになりました。
「晦」は「くらい」と読むように暗い夜、月が出ない夜を指しています。
このことから「晦日」と書いて「つごもり」とも読みます。つごもりは「月籠り(つきこもり)」の意味。月が籠もって出て来ない日なのです。
江戸時代に大変はやった諺に「晦日に月が出る」があり、これはあり得ないことが起きることを意味していました。
私たちはこの意味を月が太陽の近くにいるから見えないのだ、と解釈していましたが、本当は「そもそも存在しない月」いう意味があったのでした。
したがって「晦日の月」とは陰暦で、月の末日には月が出ないところから「あり得ないこと、馬鹿げたこと」という意味なのです。
江戸の粋人が洒落を言ったのでしょう。